【ホテルの寝心地】ポケットコイルマットレスのメリット&デメリット
ポケットコイルマットレスを使って腰痛になることがあるの?
ホテルのような寝心地を味わいたいものの、購入を一番迷った理由がこちらでした。
選び方のポイントを知り、使い始めて1年以上経過したため、実際に使ってみた感想を含めて、メリットとデメリットをまとめてみました。
目次
ポケットコイルマットレスはボンネルコイルマットレスより良いの?
結論
結論から先にお伝えします。
それぞれのマットレスに向き不向きがあり、一概にはどちらが良いとは言えません。
しかし、個人的には、ポケットコイルマットレスが自分にあっていて、買って良かったと思っています。
ここで、次の質問に答えてみてください。
Q.あなたはどのような寝心地のマットレスが好みですか?
A.「柔らかめ」or「硬め」どちらを好むかにより、向いているマットレスは大きく以下の2つに分かれます。(あくまでも目安です。細かい仕様を含めると、考えることは山のようにあります。)
- ポケットコイルマットレス・・・柔らかめの寝心地が好きな人
- ボンネルコイルマットレス・・・硬めの寝心地が好きな人
また、「耐圧分散性に優れているという点で、ポケットコイルマットレスの方が体に負担がかかりにくい」と聞きますが、注意点もあります。
腰痛が気になる人はポケットコイルマットレスでも硬めを選ぶ方が良いかも!
※詳細は、記事の続きをご覧ください。
ポケットコイルマットレスとボンネルコイルマットレスの違い
ホテルのベッドみたいに柔らかくて包まれる感じのベッドで眠りたい♡
私は、子どもの頃からボンネルコイルマットレスのベッドで寝ていたため、高級ホテルでも使用されているポケットコイルマットレスにずっと憧れていました。
両者を簡単に比較すると……
価格 | 柔らかさ | 通気性 | 耐圧分散性 | |
---|---|---|---|---|
ボンネルコイルマットレス | 比較的安い | 硬い | ○ | △ |
ポケットコイルマットレス | 比較的高い | 柔らかい | △ | ○ |
ホテルの客室紹介でも、ポケットコイルマットレスの客室の場合は、客室紹介の特典として以下のように特記されていることもあります。
余談ですが、上記の○○製というのは、よく世界三大ベッドメーカーの名前が書かれていたりします。
世界三大ベッドメーカー(通称:3S)
- Simmon(シモンズ)
- Sealy(シーリー)
- Serta(サータ)
ですので、ポケットコイルマットレスは、「高級マットレス」というイメージがあり、手が届かないと思っていました。
しかし、1万円以下でも購入できる安いポケットコイルマットレスも販売されているのですね。
これは試すしかないでしょ♪
安いポケットコイルマットレスの注意点
せっかくだから、高級ホテルのベッドみたいにフワッフワの寝心地が良いな♡柔らかければ柔らかいほど寝心地良いのかな?
このように考えていたのですが、安くて柔らかいポケットコイルマットレスを調べていくうちに、気になる口コミを複数見つけてしまいました。
もちろん、「満足」という口コミが大半です。
しかし、その反面、低評価の口コミとして、こんなことが書かれてあったのです。
- 「ずっと使っていて腰痛になった」
- 「腰痛が酷くなった」
できるだけ「安い」&「柔らかい」ポケットコイルマットレスが欲しいと思っていましたが、どうやらよく調べて購入した方が良さそうですね。
人生の1/4〜1/3ぐらいが睡眠時間と考えると、眠っていて意識がないとはいえ、長い目で見たら体に負担がかからないものに越したことはないですもんね。
ポケットコイルマットレスのメリットとデメリット
ということで、ここからはポケットコイルマットレスの「メリット」と「デメリット」についてみていきたいと思います。
ポケットコイルマットレスのメリット
まず、ポケットコイルマットレスのメリットとしては、大きく以下の5つが考えられます。
- 柔らかい
- 体へのフィット感がある
- 振動が伝わりにくい
- 底つき感がない
- きしみ音が小さい
それぞれについて、細かくみていきましょう。
メリット①:柔らかい
一般的に、ボンネルコイルマットレスと比較して、ポケットコイルマットレスの方が柔らかいそうです。
細かく見ると、ポケットコイルマットレスのコイルの巻き数や線径(太さ)などによっても異なってきます。
コイルの上にあるクッションやキルトの層の素材や厚みによっても変わってくるので、一概には言えませんが、ご参考までに(目安として)簡単な比較表を作りました。
柔らかい寝心地となる | 硬い寝心地となる | |
---|---|---|
コイルの配列 | 並行配列 | 交互配列 |
コイルの線径 | 細い | 太い |
コイルの数 | 少ない | 多い |
コイルの巻き数 | 多い | 少ない |
この他にも、コイルの長さや形なども複数の種類があり、寝心地に影響を与えているようです。
性別でいうと、好みの傾向としては以下のようになると聞いたことがあります。
- 男性・・・ボンネルコイルマットレス
- 女性・・・ポケットコイルマットレス
女性の方が柔らかめのマットレスを好む傾向にあるのは、男性よりも女性の方が体に丸みがあるという理由からだそうです。
ですので、柔らかいという点では女性へのメリットの方が大きいかもしれません。
メリット②:体へのフィット感がある
これはポケットコイルマットレスのコイル構造によるものです。
ポケットコイルマットレスは、コイル状のスプリングが入った布の袋がたくさん敷き詰められています。
スプリングがそれぞれ独立しているため、体の形にあわせてマットレスが凹むような仕組みとなっているのですね。
そのため、寝返りを打っても常にフィット感が得られます。
耐圧分散性に優れているため、体への負担はかかりにくいと聞いたことがありますが、腰痛もちの方には注意点もあるようです。(←詳細はデメリットへ。)
メリット③:振動が伝わりにくい
ポケットコイルマットレスの最大の特徴でもあるのですが、スプリングが独立しているために、振動が伝わりにくくなっているそうです。
そのため、2人用のマットレスとしても特に人気が高いマットレスだとよく耳にします。
1人だったら振動って、変わらないんじゃない?
こんな疑問が出てきそうですが、ボンネルコイルマットレスとポケットコイルマットレスどちらも使った経験者としては、ポケットコイルマットレスの振動が伝わりにくいということにメリットを感じています。
どういうこと?って感じですよね。
大袈裟に表現すると、ボンネルコイルマットレスで寝返りした際には、個人的にはトランポリンのような感覚を覚えます。
もちろんここまで極端ではないですよ!
でも、上半身を動かしただけなのに、足の方まで振動が伝わってくるというか、その逆も然りです。
しかし、ポケットコイルマットレスの場合は、激しく寝返りをしても体とマットレスが接した部分だけで受け止めてくれる感じで、他の部分に振動は伝わってくることがありません。
まさに包み込まれるような、振動が吸収されるような、そんな感覚になります。
ポケットコイルマットレスを使用している現在、余計な振動によるストレスを受けることなく、快眠ライフを送ることができています。
メリット④:底つき感がない
薄めの安いマットレスで寝たことがある方にとってはアルアルな体験ではないでしょうか。
布団などを敷かずにフローリングに横になった時と同様、マットレスで寝てるはずなのに、腰まわりや肩のあたりが床に接しているような痛みに襲われることがあります。
寝ている間にマットレスが沈み込んでしまい、床の硬さを感じてしまうのですね。
ポケットコイルマットレスは、スプリングが中に入ることで、ある程度の厚みが確保されるため、底つき感による体の痛みは防ぐことができます。
しかし、コイルの上のクッション材の厚みによっては、スプリングを感じてしまうため、クッション材もある程度の厚みがあるものを選ぶと良いでしょう。
ただ、クッション材が厚くなると、価格も上がります。価格をおさえたかったため、私は以下のように購入しました。
しかも、マットレスパッドを使えば、一石二鳥!
汗をかいても、マットレスパッドだけを洗えば良いのですから。
メリット⑤:きしみ音が小さい
一般的に、ボンネルコイルマットレスに比べてポケットコイルマットレスはきしみ音が小さいと言われています。
私が使っているポケットコイルマットレスは、全く音が気になりません。
たしかに、ボンネルコイルマットレスを使っていた頃は、とても小さい音ですが大きく寝返りを打つたびにギシッと聞こえていた気がします。
熟睡している時は問題ありませんが、眠りが浅い時はその音が気になることも……。
その点で、ポケットコイルマットレスに変えて以来、きしみ音で目は覚めなくなりました!
ポケットコイルマットレスのデメリット
それでは、ポケットコイルマットレスのデメリットについてみていきましょう。
大きく以下の4つが考えられます。
- 腰痛に注意
- 価格が高い
- 湿気がこもりやすい
- 寝返りが打ちづらい場合がある
それぞれについて、細かく考えていきたいと思います。
デメリット①:腰痛に注意
「腰痛に悩む可能性がある」
これが最大のデメリットだと思います。
同じポケットコイルマットレスでも賛否両論あるため、おそらく品物自体に問題があるというよりも、使う人の体にあっているかどうかが1番のポイントなのかなと思います。
えー!じゃあ腰痛って避けられないの?対策とかできないの?
対策があるなら知りたいですよね。
マットレスの口コミを調べていくと、
比較的柔らかいマットレスの方が、腰痛に悩む人が多い。
このような傾向にあるようでした。
でも、私はポケットコイルマットレスをどうしても使ってみたかったので、ポケットコイルマットレスの中でも腰痛になりにくいという商品を購入しました。
使い始めて約1年半経ちますが、今のところ腰痛にはなっていません。
詳しくは、こちらにまとめています。
上記条件をクリアし、厳選に厳選を重ねた結果、私が選んだポケットコイルマットレスはこちらの記事にまとめています♪
しかも、1万円以下で購入できましたんです♡
1万円以下!初購入にオススメのポケットコイルマットレス【愛用中】
商品は、楽天ROOMに載せていますので、ピンク色の「わたしのROOM」ロゴをクリックすると、「コレクション」の「愛用品」から私が使っているポケットコイルマットレスがご確認いただけます。
デメリット②:価格が高い
ボンネルコイルマットレスよりも高いです。
一般的に、コイルの数が増えるほど高価になるようです。
デメリット③:湿気がこもりやすい
ポケットコイルマットレスは、コイルスプリングが独立して袋の中に入っているため、ボンネルコイルマットレスと比較すると湿気がこもりやすい傾向にあるようです。
湿気がこもるとカビの原因になってしまうので、湿気対策をしたいですね!
風通しを良くするなど対策をすれば問題ないそうですが、難しい場合は通気性の良いボンネルコイルマットレスの方があっているかもしれません。
実際に私もいくつかの方法で湿気対策していますので、機会があれば、Instagramかこちらのブログ記事でご紹介させていただきます!
デメリット④:寝返りが打ちづらい場合がある
これは、ポケットコイルマットレスのメリットである柔らかさが、デメリットになってしまったケースだと思います。
高級なポケットコイルマットレスの場合は、もしかすると問題はないかもしれません。
柔らかいということは、それだけ体の形に合わせてマットレスが沈んでいるということですよね。
そのぶん、寝返りの打ちづらさを感じる場合があるそうです。
寝返りが多い人がポケットコイルマットレスを買う場合……
- 柔らかすぎないもの
- 腰まわりのコイルが強化されたもの(※私の愛用品もこのパターン)
このようなものを選ぶと、寝やすくなるかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
デメリットも気になりましたが、私はずっと憧れていたポケットコイルマットレスを1年以上使って現在は大満足な睡眠ライフを過ごせています。
みなさんも、ご自分にあったマットレスが見つかると良いですね。この記事が少しでも参考になっていると嬉しいです!