賃貸の床を簡単にDIY!クッションフロアのメリットとデメリット
白いフローリングのお家に住みたい!でも、賃貸だから仕方ないか。他の条件の方が優先順位高かったからな……床の色は諦めよう。
私も物件を選ぶときに、床の色を妥協したことがあるのでよくわかります。
でも、管理会社や大家さんに許可をとる必要もなく、
しかも、簡単に!安く!
変えられるなら、今すぐにでも好きな床に変えたくないですか?
そんな夢みたいな話……あるのです!
いろんな方法がありますが、私は「クッションフロア」を敷いています。
この記事では、賃貸でも簡単に床の色やデザインを好みのものに変えることができるクッションフロアのメリットとデメリットについてまとめました。
目次
クッションフロアとは
クッションフロアって何?
「クッションフロア」というアイテムご存知ですか?
私は、つい最近知りました!
この名前を知る前は、「フローリングシート」などの言葉で調べていました。
↑
掃除道具とかがヒットしたりもするんですよね(笑)。
私自身が商品を探すときに、「いろんなショップを一緒にまとめた一覧表があればわかりやすい」と思ったため、クッションフロア比較一覧表と目的別のオススメ商品のシリーズをピックアップした記事を作りました。
一見たくさんの商品や取り扱いショップがあるため、商品選びが大変なように感じます。
しかし、この記事に書いていますが、ショップは4つにしぼることができるため、実はそんなに難しくはありません。商品を選び始める前に、ぜひ徹底比較の一覧表↓などもお役立てください!
【完全版】クッションフロア徹底比較!価格など目的別にオススメ紹介
それでは、本題であるクッションフロアのメリットとデメリットについて、お話していきたいと思います。
クッションフロアのメリット
- デザインが豊富
- 施工が簡単
- 床の保護ができる
- 掃除が楽になる
- 滑りにくい
メリット①:デザインが豊富
クッションフロアには、100種類以上のデザインがあります。
しかも、定番のデザインだけでなく、トレンドのデザインまで時代にあわせて豊富なデザインから選ぶことができます。
賃貸の場合、物件選びの条件で床以外のものを優先することも多く、床のデザインは妥協することもあります。
そんなときに、役立つのがクッションフロア。
逆を言えば、例えば「白い床のお部屋に住みたい!」という要望がどんな物件でも叶うということです。
また、より多くの人に住んでもらえるようにほとんどの物件の床のデザインは定番のものになっていると思いますが、「人とかぶりたくない」とか「個性的な家にしたい」という方にとっても、豊富なデザインのクッションフロアなら可能性が広がります。
メリット②:施工が簡単
クッションフロアは、ハサミやカッターで切ることができます。
私が購入したものは厚みが2.3mmであり、一般的な家庭用のシートよりも耐久性のある厚めのものを購入しましたが、やわらかい素材のため簡単に切ることができました。
試しに、ハサミでハート型を切ったので、写真を載せました(上図)。
紙ほど薄くないため、紙よりは切りにくいですが、感覚的にはメラミンスポンジを切っているような感覚で切ることができました。
メリット③:床の保護ができる
日常生活の中で、「フローリングを傷つけないように」と考えたことはありませんか?
- 物を落としてしまったとき
- 家具を引きずってしまったとき
- 子どもが絵を描いたとき
- ペットの爪
などなど、生活しているとよくあることですね。
私は、この思考自体が「人生の無駄なストレス」のように感じてしまいます。
本来、自分の人生のために家があるはずなのに、床の傷のことばかり気にして生きていると、まるでお家様のために自分がいるみたいな……
クッションフロアを敷けば、床の傷を気にせずに生活ができるようになります。
ストレスフリーになるので、私にとって床の傷を気にしなくて良くなるメリットは大きいです。
メリット④:掃除しやすい
掃除がしやすい理由は、3つ。
- 防水性のため水や汚れに強い
- シートのつなぎ目からゴミが落ちにくい
- フローリングほど溝が深くない
防水性である
ビニール製の素材でできているため、防水性であり水や汚れに強いです。
そのため、キッチンや洗面など水まわりにもよく利用されるそうです。
しかし、後ほどデメリットにも書きますが、「カビ」の問題もあるようですので、防カビ性の商品を選んだ方が良さそうです。
シートのつなぎ目(境目)からゴミが落ちにくい
シートのつなぎ目からゴミが落ちにくいというのは、クッションフロアが幅広であるためです。
以前、ジョイントマットを使用していて「掃除が面倒だな」と思ったことがあります。
一般的なジョイントマットのサイズは30cm×30cmであり、パズルのようにつなげていけるため、簡単に敷くことができます。
その反面、つなぎ目が多く、マットとマットの隙間から小さなホコリやちりが床に落ちて、定期的にマットを取り外して床の掃除をしなければなりませんでした。
しかし、クッションフロアのシートは、下記のように大きな面積で注文できるため、つなぎ目(シートとシートの境目)をできるだけ作らないようにすることができます。
- 横幅・・・約180cm
- 長さ・・・最大9m
そのため、床に敷くのも簡単でしたし、シートから床にゴミが落ちてしまう隙間も少なく、掃除が簡単になりました。
フローリングほど溝が深くない
さらに、購入後に想像以上に感動したのは、「フローリングほど溝が深くないため、掃除しやすい」ということです。
デザインとして、クッションフロアにも浅い溝がありますが、実際のフローリングのように細かいゴミがたまるほど深い溝ではありません。
フローリングの場合、溝に細かいゴミが入りこむので、それを掃除するために掃除機が必要になったり、場合によっては細い棒状のもので溝のゴミをかき出さなければなりません。
規律が厳しいことで有名な宝塚音楽学校では、下級生が髪をとめるヘアピンでフローリングの溝の掃除をするという噂を聞いたことがあるほどです。
掃除はできるだけ時間短縮をさせたい家事のうちの一つですよね。
そこで、ロボットに掃除を任せる方も増えてきたかと思います。
私も、「ルンバとブラーバを同時に走らせようかな」などと考える日もありました。
しかし、フローリングの溝がなくなったことで、クイックルワイパーだけで掃除が完結するようになりました。
クイックルワイパーなら、毎日お部屋の床を軽くススーッとなぞるだけでキレイになるので、1K9帖の物件なら5分もあれば完了します。
しかも、掃除機をクイックルワイパーに変えるメリットがもう一つ。
掃除機の場合
私は、掃除機の本体は、毎日洗いません。
そのため、ホースやたまったゴミの中に、菌&ダニなどがウヨウヨいそうで気になります……
クイックルワイパーの場合
掃除後に、毎回シートを捨てます。
ゴミがたまっていく心配もないため、清潔感があって嬉しい!
置き場所が省スペースでOKというのも、嬉しい限りです。
ちなみに、私が掃除をするときは、ウエットタイプのシートを使用しています。
フローリングの場合は、コーティングが気になっていたため、実家では、その後さらに乾拭きをしていました。
しかし、クッションフロアは水に強いため、何も気にしなくて大丈夫です。
メリット⑤:足腰に優しい気がする
その名の通り、クッション性があります。フローリングに比べて床が衝撃を吸収してくれるので足腰への負担が軽減するように感じます。
また、ビニール素材であるため、フローリングに比べて滑りにくく感じます。
ペットにとっては、フローリングが滑りやすいという問題が解決でき、特に良いそうです。
クッションフロアのデメリット
最大のデメリットとしては、先日、製造業者さんに電話をして問い合わせてみたところ、「一般の方が賃貸にクッションフロアを敷くのはオススメではない」と言われたことです。
クッションフロアを販売しているお店では、女性でも簡単に敷けるサイズが販売されています!
Instagramなどでも、クッションフロアの敷き方(賃貸マンションに)などの情報を発信している方はたくさんいらっしゃいます。
私も、そのような情報を参考にしながら敷いたのですが、どうやら製造業者さんの販売目的とは異なるように感じました。
そのため、賃貸マンションに敷くかどうかは個人の責任ということになるのだろうなという認識です。
気になる方は、直接製造業者さんにお問い合わせいただくことをオススメします。
それ以外に思いつくデメリットとしては、次の4点が思いつきました。
- 傷に弱く、へこみ跡が残りやすい
- 熱に弱い
- 素材そのものが気になる方も
- 「防カビ性」でないならカビに注意
デメリット①:傷に弱く、へこみ跡が残りやすい
傷がついた場合は、フローリングと比較すると補修材は充実していないそうです。
傷が気になる場合は、部分的に敷き変えたり、気分転換ということで全体を全く異なるデザインにしてみるなどもありかもしれませんが、傷の部分だけを補修したい場合は、フローリングの方が良いかもしれません。
さらに、クッション性があることから、フローリングなどに比べてへこみやすく、長期間重いものを置いていると、そのへこみ跡が残ってしまうこともあるそうです。
そこで、このデメリットを解消できるような商品も開発されています。
私は、この「へこみ跡が目立ちにくい」「傷付きに強い」というシリーズの商品を購入しました。
模様替えをして大きな家具を動かしたり、重たいものを落としても、今のところクッションフロアは傷ついていません♪落としたものも壊れていません。
へこみ跡については、時間が経つといつの間にか消えている部分も多いですが、重たいものを長期間置いていた跡は少し残ったりもしています。
ただ、好みの色やその他のメリットの方が個人的には上回っているので、多少の跡は仕方ないかなと思っています!
デメリット②:熱に弱い
塩化ビニルは常用耐熱温度がやや低いそうです。
そのため、熱湯をこぼしてしまったり、タバコの吸い殻を落としてしまうと、溶けることがあるそうですので、注意が必要ですね。
デメリット③:素材そのものが気になる方も
塩化ビニルという素材自体が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
また、フローリングと比較してビニールっぽさは感じるため、木の肌ざわりの方が好きな方にはオススメではないです。
物件により異なるとは思いますが、洗面やトイレの床がビニールっぽいゴムっぽい感じになっていたりしませんか?その感触と近いかもしれません。
「サラッと感」や「サラッと仕上げ」という表記のある商品があり、感触としては表面がこのように加工されているものの方がすぐれているのかなと思います。
私が購入したものは、「サラッと感」という加工がされたもので、感触としては「フローリング」と「洗面&トイレのビニールのような床」の間のような感じです。
どちらが近いかというと、「洗面&トイレのビニールのような床」の方かなと思います。
デメリット④:「防カビ性」でないならカビに注意
防水性だからといって、水に濡れたままずっと放置してたりすると、接着面がはがれてシートがそりかえったりしてきて、カビが生えるといったトラブルになるケースがあるそうです。
私は「防カビ性」となっている商品を選びました。
何にしてもそうですが、水や汚れの放置しすぎは良くないということですね!
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました!
私は、デザインも使い勝手も良く、クッションフロアを敷いて快適に暮らせるようになりました♪
ただ、(繰り返しになりますが)デメリットにも書いたように、製造業者さんに直接お問い合わせいただいても良いかもしれません。