DIYには水性ペンキがオススメ!私の失敗談から学ぶ塗り方や片付け方
この記事では、DIY初心者の私が「なぜ水性ペンキが取り扱いやすいと感じたのか」についてお話しします。
そして、初のDIYで失敗した体験談をもとに、ペンキの選び方の注意点や塗り方の7つのポイント、さらに、片付けの方法までを簡単にまとめました。
目次
DIY初心者には水性ペンキがオススメな理由
初めてのDIYに挑戦!家具の色を塗り替えたいんだけど、家具って結構高いから色塗り失敗するのが怖いな。どんなペンキが塗りやすいの?
初めてペンキで色塗りをする方は、このように塗り替えたいと思いながらも、一歩踏み出せずに迷ってばかりで時間が経過していたりしませんか?
私も全く同じだったのでよくわかります。
ペンキはたくさん種類があるので、選ぶだけで疲れちゃいそうですよね。
少しずつわかってくると、前進しやすくなるため、この記事が、一歩踏み出せるきっかけのようになれると嬉しいなと思います♪
ということで、さっそくみていきましょう!
結論から言います。
なぜなら、水性ペンキの方が油性ペンキに比べて取り扱いやすいからです。
どういうことかと言うと、以下のように理由は5つありまして……
水性ペンキの特徴
- 塗りやすい
- 乾きやすい
- 片付けが簡単
- 低コスト
- 使用後の保管がラク
だからです。
ここで、それぞれの理由について、もう少し細かく考えていきたいと思います。
水性ペンキは塗りやすい
私は、油性ペンキを使ったことはありません。
なので、実体験としての比較は正直わかりません。
なぜ使ったことがないかというと、どの情報を見ても「水性ペンキが塗りやすい」と書いてあるので、初心者の私が油性ペンキを選ぶという選択肢の方が消えました。
実際に初めてのDIYで水性ペンキを使用しましたが、以下のような感覚で塗ることができました。
「小・中学校の美術の授業で、絵具と筆で塗り絵をするような感覚」
そのため、家具を塗るのは初めてでしたが、極端に難しくてお手上げ状態になるほどではありませんでした。
水性ペンキは乾きやすい
水性ペンキと油性ペンキの乾く時間について、目安時間は以下の通りです。
(情報源はペンキ・塗料の豆知識 | DIYショップ RESTA)
水性塗料 | 油性塗料 | |
---|---|---|
夏 | 約30分~約1時間 | 約1時間~約2時間 |
冬 | 約1時間~約2時間 | 約3時間~約5時間 |
※湿度や温度により変わるそうです。
水性ペンキは片付けが簡単
使用したハケについて考えます。
水性ペンキの詳しい片付け方は後ほどご紹介しますが、「水性」という言葉の通り、水に溶けるため、片付けは水で洗いながら行うことになります。
一方、油性ペンキの場合は、以下のような作業が必要になるそうです。
- ヘラでしごく
- 新聞紙などに塗りつける
- ペイント薄め液で下洗い
- 洗剤で洗う
(できるだけ塗料をとる)
(塗料がつかなくなるまでしっかりと)
(大量に使う&シンナーのようなキツいニオイのため屋外での作業となる&引火性であるため要注意&使用後の液は水道に流すのはNG→特別な処分の方法がある)
特に、水性ペンキに比べて上記手順の①、②をしっかりと行わなければならないそうです。
DIY初心者にとって、塗るだけでも一苦労なのに、その後にこんなに大変な片付けが待っていると考えるだけで憂鬱になってしまいそうです(涙)。
一方・・・
みたいな感じでOKなので、油性ペンキと比較すると圧倒的にラクチンです♪
詳しくは、のちほど〜♪
水性ペンキは低コスト
水性ペンキは、油性ペンキに比べて2つの点で「低コスト」です。
- ペンキそのものが低コスト
- 片付けが低コスト
① ペンキそのものが低コスト
一般的に油性ペンキと比較すると、水性ペンキの方が安いそうです。
② 片付けが低コスト
水性ペンキの場合は、基本的に水で洗い流す作業が主になるので、かかるのは水道代ぐらいです。
一方、油性ペンキは、下洗いの際に「ペイント薄め液」を使わなければならないそうです。
しかも大量に!!
片付けにかかるコスト
- 水性ペンキ・・・水道代+食器用洗剤(少量)
- 油性ペンキ・・・水道代+食器用洗剤(少量)+大量のペイント薄め液
ということで、両者を比較すると、水性ペンキの方が低コストであることがわかると思います。
水性ペンキは使用後の保管がラク
水性ペンキは、水で薄めた場合は、できるだけ早めに使った方が良いそうです。
しかし、薄めなければ、そのまま蓋をして密閉するだけでOKです。
一方、油性ペンキの片付けは、一手間かかります。
油性ペンキの場合は、缶の中で塗料が固まるのを防ぐために、残った塗料の表面に薄くペイント薄め液を流し入れて、表面の乾燥を防ぎます。
一手間で終われば良いけど、私はおっちょこちょいだから、わりとハプニングが起こりがち……。
私はこのタイプなので、似ている方は特に、予め省ける作業はできる限り省きたいですね(笑)。
水性ペンキを塗る時に気を付けたい7つのポイント(失敗談を含む)
丁寧に塗れば、ペンキは飛んだりしないよね!?
という考え方はやめた方が良いです!
これを含めて、気を付けた方が良いと思うことがあります。
水性ペンキを塗る時に気を付けたい7つのポイント
- 汚れても良い格好で作業する
- 室内なら壁から離れ、床にはシートを敷く
- 下地をキレイに整える
- 晴れた日に換気をしながら作業する
- マスキングテープで広めにガード
- 厚塗りしない
- 重ね塗りは乾いてから行う
汚れても良い格好で作業する
塗っている最中は気付きませんでしたが、塗り終わって確認すると、自分の体や床など所々に点々とペンキが付着していました。
ハケからペンキが跳ねたのでしょうね。
調べてみると、繊維に入り込んだペンキは非常に落としにくいそうなので、丁寧に塗ることができるからと言って、くれぐれもお気に入りの服では作業をしないように気を付けましょう。
室内なら壁から離れ、床にはシートを敷く
汚れても良い服装で作業をする理由と同じように、想像以上にペンキが跳ねました。
そのため、作業をする際は、ペンキが壁に跳ねてしまうことを避けるために、壁からできるだけ離れることをオススメします。
さらに、作業後に確認すると、床(購入したシート)にも点々とペンキが付いていたため、床にもシートなどを敷くことをオススメします。
ちなみに、私は100均で購入したシートを敷いて作業しました。
下地をキレイに整える
汚れを拭き取ったり、やすりなどで表面の凹凸をできるだけ滑らかにすると、仕上がりがキレイになるようです。
私は、面倒だったのでこの作業は飛ばしてしまいました。
晴れた日に換気をしながら作業する
理由は以下の通りです。
湿度(65%以内)、温度(15~20度)の晴れた日にペンキを塗るのが最適。気温が低いと乾きも遅く、高いと結露や白濁の原因に。又、風通しがよければ、塗料は早く乾きます。しっかり換気をしましょう。
マスキングテープで広めにガード
塗りたくない部分は、予めマスキングテープなどでガードすることをオススメします。
さらに、そのガードは少し広めにとることにより、効率良くかつ境界線までキレイに塗ることができます。
(私は、ギリギリの部分にだけマスキングテープを貼ったのですが、想像以上にはみ出してしまい、最終的に拭き取る作業が発生しました。)
上の写真よりもひとまわり大きい範囲をガードしておく方が、効率が良かったと思います。
厚塗りしない
マニキュアの感覚と似ていると感じました。
ご自分で塗ったことがある方は、感覚的にわかりやすいと思います。
乾くまでに時間がかかる上、ひび割れなどの原因にもなります。
下の色が透けていても、「薄く数回ほど重ね塗りをする」という方法が、キレイに塗れるコツです!
重ね塗りは乾いてから行う
これもマニキュアの感覚と似ています。
マニキュアも半乾きの状態で二度塗りをしてしまうと、最初に塗った部分までえぐってしまったり、よれてしまったりしまいますよね。
ペンキでも同じことが起こりました。半乾き状態のところに勢いで重ねたところ、よれてしまい、慌てて拭き取りました。
幸い、ごく一部でしたので応急処置で済んだ感じでしたが、完全に乾いてから行うべきだったと反省しました。
水性ペンキの片付け方法
片付けの方法は、いろんなサイトで調べました。
大体どのサイトも同じことが書いてあったので、それに従って片付けをしました。
まず、使用後のペンキの容器の蓋はしっかりと密閉しましょう。
ハケについては以下の手順で片付けました。
-
STEP1ハケに残っているペンキを新聞紙で拭き取る私は、新聞紙がなかったため、別の紙で代用しました。
-
STEP2流水で洗い流す1分〜数分程度、色があまり出なくなるまで洗い流しました。
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STEP3食器用洗剤をつけて根元から泡立てるように洗う1分程度、毛先が絡まないように気を付けながら洗いました。
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STEP2流水で洗い流す洗剤の泡を洗い流しました。
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STEP4水を入れたケースにハケを浸す1日(約24時間)浸しました。
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STEP5ハケを乾かす完全に落ちなかったペンキが毛先で固まることを防ぐために、毛先を上向きにして乾かすことが推奨されているようです。
注意点としては、「使用後すぐに洗うこと」だと感じました。
理由は、水性ペンキでも固まってしまうと落とすのが大変になるためです。
まとめ
最後にもう一度、油性ペンキと比較した水性ペンキのメリットをおさらいします♪
- 塗りやすい
- 乾きやすい
- 片付けが簡単
- 低コスト
- 使用後の保管がラク
このメリットが気に入った方は、水性ペンキにしぼって探してみると良いかもしれません♪
ご参考までに、実際に私が最終的に選び抜いたペンキについて、写真付きのレビュー記事があります。
DIY初心者の私でも簡単に塗ることができ、さらに「臭くない&体に優しい」という優れものでしたので、ご興味がありましたらぜひ読んでくださると嬉しいです。
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